城崎温泉の中心部“木屋町小路”の桜が美しい桜色に染まるころ、近くの海山でも多くの食材が旬を迎えます。
海の食材では『ほたるいか』がおすすめ。富山湾が有名なほたるいかですが、水揚げ量では兵庫県の浜坂港が全国一。やわらかい身の食感と独特の甘みがたまりません。
また山の食材の代表格が『筍』。しゃきしゃきとした心地よい歯応えと口の中いっぱいに広がる甘味・風味が、陽の降りそそぐ穏やかな春の訪れを感じさせます。
日本海に程近い城崎温泉では、夏に旨みを増す魚貝類も鮮度そのままにお楽しみいただけます。中でも高級食材として有名な『あわび』のコリコリとした歯応えと磯の香り漂う風味・旨みは、刺身・ステーキ・炭火焼などあらゆる調理法で楽しむことができます。
また地元名産の『但馬牛』も暑い夏にぴったりです。
“食欲の秋”の言葉どおり、日本の秋は食材の宝庫。とりわけ『松茸』は、この
時期にしか味わえない貴重な食材です。
松茸は熱を加えることで一層旨み・香りを増すことから、土瓶蒸しや松茸ご飯な
どでお召し上がりいただくのがおすすめ。その歯触りの良さも人気の理由です。
また海の食材では松葉がにに先んじて9月に漁解禁となる香住がに（紅がに）が美味。
冬の城崎温泉の代名詞といえば“冬の味覚の王様”とも呼ばれる『松葉かに』。漁獲規制により毎年十一月初め～三月末の期間だけしか味わえない貴重な食材で、日本海の豊富なエサが育んだ弾力のあるしまった身の食感ととろけるような甘み、旨みはまさに絶品。
また西村屋本館では津居山港、柴山港などの地元漁港で水揚げされた新鮮な活松葉かにをお造り、茹で、焼き、すき鍋など様々な調理法でご提供しています。
